2011年3月24日

第17回統一自治体選挙の開始に当たって(声明)

社会民主党

1.本日、全国12の都道県知事選挙が告示され、第17回統一自治体選挙が始まりました。しかしながら、3月11日の東北地方太平洋沖地震と大津波によって、東日本の広範な地域で未曾有の被害が起き、そのうえ東京電力福島原子力発電所でも深刻な事故が起き放射能汚染による被害が生じています。被災地では、予定どおり選挙を実施することはまったく不可能であり、避難してきた人々を受け入れた自治体でも、選挙どころではないという状況が起きています。社民党は、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆さま方にお見舞いを申し上げます。復旧救援活動にも、全党挙げて取り組んでいるところです。

2.第17回統一自治体選挙は、今後、5の政令市長選挙、41の道府県議会議員選挙、15の政令市議選挙が実施される予定です。そして、4月24日には市区町村長・議員選挙の投票が行われ、1カ月間続くことになります。この選挙は、昨年7月の参議院選挙に続く全国的規模での選挙であり、社民党は、「地域から立て直す」「生活再建まっしぐら」を掲げて、各地で訴えます。

3.今度の選挙では、防災対策、災害に強い安全な街づくりが重要な争点になります。社民党は、これまで以上に脱原発社会をめざし、自然エネルギーの利用に向けて、大胆な転換をはかっていきます。「食の安全」について国民の関心が高まっていることにも応えていきます。また、これまでも子育て支援、教育環境の整備、高齢化社会に対応できる医療と介護のシステムづくりのために努力してきました。安心して働き続けるための施策も、ひきつづき強化していきます。そのためには、住民同士の連携とそれを支援する自治体行政や自治体議会の役割が極めて重要であることが、震災対策を進めるなかで明らかになってきました。社民党は、公認候補、推薦候補全員が地域の声に耳を傾け、地域住民に密着した自治体を作り上げていくために、選挙での勝利をめざして全国各地で奮闘します。
 つくろう、希望と思いやりの社会を!!

以上