17日、福山官房副長官に総理宛緊急要請書を手交しました。
2011年3月17日
社民党原子力発電所等事故対策本部
本部長 福島 みずほ
大変遺憾なことに、福島第一原子力発電所の事故は、現場作業員の命がけの作業をはじめ関係機関各位の懸命の努力にもかかわらず、放射性物質が大量に漏れ出す恐れが刻々と高まるという極めて危機的な事態に至っています。被ばくの危険にさらされている周辺住民の皆さんのお気持ちを思うと、胸が張り裂ける思いです。多くの国民も大変に不安な思いを抱えています。
この極めて危機的な事態をうけ、困難と不安をかかえるすべての人々の命と健康を守るために全力を尽くしたいとの思いから、以下三点を強く申し入れます。
記
1. 20km〜30kmの屋内退避指示圏内の住民を、ただちに30km圏外に避難させること。
2. γ線だけでなく、α線も対象とした広域放射線量モニタリングの体制を早急に確保すること。
3. 東海地震の予想震源域に位置する浜岡原子力発電所の停止を決断すること。
以上