2012年12月4日

衆議院議員選挙の公示にあたって(声明)

社会民主党

 本日、第46回衆議院議員総選挙が公示されました。昨年の東日本大震災および福島第1原発事故以降初の国政選挙であり、今後の日本のあり方を問う極めて重要な選挙です。

 選挙の争点は3つです。@格差拡大か格差是正かA原発推進か脱原発かB憲法改悪か憲法を生かした政治か、を皆さんに選択していただきたい。社民党は、脱原発、消費税増税廃止、TPP反対、憲法改悪の阻止、オスプレイ配備・低空飛行訓練の撤回を選挙公約に掲げています。格差を是正し、脱原発の実現、平和憲法を生かす社会をつくることが日本の進むべき道である、と社民党は訴えます。

 消費税増税は、消費の低迷に拍車をかけるばかりでなく、増税分を価格に転嫁できない中小企業の経営を圧迫し、深刻な雇用悪化を招きます。また、逆進性が高く不公平な消費税の増税は、さらに格差拡大を進めるだけです。国民生活を圧迫する消費税増税を止め、雇用を守り、増税不況と格差拡大を阻止しなければなりません。

 原発事故から1年半以上が経過した現在もなお、生活の場、仕事の場、ふるさとを奪われた被災者の生活再建は果たされていません。社民党は、被災地における「人間の復興」を実現していきます。「再稼働反対」デモは全国に広がり、国民の大多数が脱原発を望んでいます。原発事故以前から原発に警鐘を鳴らし続けてきた社民党が要となって、「脱原発基本法案」を成立させ廃炉を実現していきます。

 「国防軍の保持」や「集団的自衛権の行使」を掲げた憲法改正論議が急速に高まっています。憲法で保障された「戦争しない国」を捨て戦争できる国づくりを進めさせてはなりません。震災と原発事故を経験した今、平和的生存権や幸福追求権など「憲法の理念に基づいた国づくり」を実現することこそが、日本の再生への鍵です。

 社民党は、皆さんの声をしっかりと受け止める候補者を先頭に、「生活再建―いのちを大切にする政治」の実現のため、全力で総選挙を闘います。

 社民党への熱いご支持をいただきますようお願いいたします。

以上