2013年6月23日
社会民主党選挙対策委員長
福島みずほ
本日投開票された東京都議会議員選挙で、社民党は公認1名・推薦1名の候補者を擁立して闘った。参議院選挙の前哨戦ともいうべき重要な選挙であり、わが党の候補は善戦、健闘したが議席を回復することはできず、両名とも当選を果たせなかった。極めて残念な結果であり、わが党候補を支持してくださった有権者の皆様に深くお詫びしたい。
今回の選挙戦で社民党は、開発事業に莫大な財政をつぎ込む一方で医療や福祉を切り捨てる猪瀬都政と、これに追随する都議会に風穴を開け、暮らしの隅々に光のあたる「誰もが安心して暮らせる東京」に変えるための1議席を、と訴えてきた。
保育所や高齢者施設の待機者解消、若者や女性の就労支援、防災対策や自然エネルギーへの転換、情報公開・住民参加で進める都市計画など、候補者が訴える政策は、多くの有権者の共感を得た。
また、中小企業や庶民の暮らしを切り捨て、TPPや原発推進に突き進む安倍内閣への不信や不満が高まっていることを、痛感する選挙戦であった。安倍・自民党政権のめざす憲法改悪によって平和が壊されることへの不安の声もたくさん寄せられた。
しかしながら、定数8に14名が立候補した激戦区であったこと、候補者が少なく党の政策を東京全域にアピールできなかったことなどから支持を広げられず、議席奪還を果たせなかった。党が公認・推薦する候補者に1票を投じてくださった有権者の皆さんには心から感謝申し上げ、引き続き温かいご支援をお願いしたい。
社民党は、地域にしっかりと根付いた活動を強化し、東京都における党の再建に全力をあげるとともに、平和憲法や暮らしや雇用を破壊する「強い国」ではなく一人も切り捨てられない「やさしい社会」を実現するために、来る参議院選挙の勝利に全力を挙げる決意である。
以上