1999年4月2日

道府県議会・政令市会議員選挙の告示にあたって(談話)

社会民主党    
幹事長 渕上貞雄

 本日、全国で道府県会議員選挙と政令市会議員選拳が一斉に告示された。わが党は、道府県会議員選拳において公認136名、推薦119名(公認、推薦の内女性27名)政令市会議員選拳において公認28名、推薦21名(公認、推薦の内女性6名)の、計304名(内女性33名)の候補者を擁立し、全員の当選を期して総力をあげて闘い、後半の市区議、町村議選挙の勝利へと結びつける決意である。

 今回の統一自治体選拳は、わが国が大きな岐路にさしかかるなかで、21世紀に向けて、生活に一番身近な政治である地方自治のあり方や、国の今後の方向について民意を問う重要な闘いである。

 わが党は、平和憲法を働く場やくらしの場から危うくしようとする新ガイドラインに反対し、介護保険制度の基盤整備や安心してくらせる年金改革をはじめとする福祉の充実など、「平和と福祉」を最大の争点としてこの選拳を闘いぬく。

 深刻な不況が深まるなかで、さらに競争原理を強調し、力のないものや弱い立場にある人々に犠牲を押しつけ、憲法体制を根底から覆そうという政治に対して、今こそ、あくまでも弱い立場にある人々の側に立ち、生活と権利を守りぬくこと、不安にさらされている雇用の確保、そして平和憲法をくらしに活かすために努力する政治勢力が頑張らなければならないときである。高知県の「非核神戸方式」への対応にみられるような中央集権的な動きに対して、市民の参加と自己決定による地方自治の確立を積極的に推進しなければならない。

 わが党は、広範な市民の皆さんとともに、地域やくらしの場から政治を変え、未来を切り開くために奮闘するものである。市民の皆さんの積極的なご支援を心からお願いしたい。