2001.9.21

海上自衛隊の米空母護衛に断固抗議する(談話)

社会民主党      

幹事長 渕上 貞雄

  1. 本日、横須賀を出港した米空母キティホークの護衛のため、海上自衛隊が随伴した。キティホークの出港がテロの報復に備えた作戦行動であることは明らかであり、自衛艦がこの護衛にあたることは、いかなる法律にもその根拠を求めることはできず、超法規的措置、といわざるを得ない。また、米空母の護衛は、事実上の米軍との共同作戦行動となるものであり、憲法の禁ずる集団的自衛権の行使にあたる可能性が大である。

  2. 今回の行動は、米軍の「軍事報復」支援のため、一切の法律を無視してでもしゃにむに自衛隊を派遣しようとする小泉内閣の意図のもとに行われたことは明白である。国民に何の報告もなく、国会の審議も行われない中での、このような憲法違反、法律無視の行動は、民主主義を破壊する以外の何物でもない。政府に対して厳重に抗議するとともに、今度の臨時国会で徹底的に追及する決意である。