社会民主党
幹事長 渕上貞雄
1、リクルート事件で、受託収賄罪で起訴された藤波孝生元官房長官の有罪が確定した。当然の判決である。官房長官の重職にあるものの「わいろ性」が認定されたことの意味は極めて重大であり、藤波被告は判決を厳粛に受け止め、ただちに衆議院議員を辞職すべきである。
2、リクルート事件は、「政治家と金」をめぐる事件として大きな問題となり、この事件を期に政治倫理の確立が重要課題となった。しかし、その後も政治と金をめぐる事件、疑惑は後を断たない。にもかかわらず、「自自公」連立政権が、利権政治の根源である「企業・団体献金」の禁止を先伸ばししようとしていることは到底容認できるものではない。
3、社会民主党は、改めて「企業・団体献金」の禁止の2000年1月からの実施を強く要求するとともに、斡旋利得罪の創設など政治倫理の確立に全力をあげる。