2000年6月6日

梶山静六元官房長官の逝去を悼む(談話)

社会民主党    
党首 土井たか子

 梶山静六元官房長官の突然の訃報に接し、心から哀悼の意を捧げます。

 小渕前総理に続く梶山元官房長官の逝去を目のあたりにして、一つの時代の終焉を感じます。

 梶山さんは、「豪腕」といわれ、「大乱世の梶山」といわれたように、わが国の政治に大きな影響を与えた田中、竹下政治の中枢としてらつ腕をふるい、政界再編の激動の中にあっては常に自らの主張を鮮明にしてことにあたられました。一つの時代を駈けぬけた風雲児であったといえましょう。数が力のみが強調される今の政治に対して梶山さんはどのような思いで旅立たれたのでしょうか。

 腕力の陰で、緻密な計算と温かな情の人でもありました。

 謹んでご冥福をお祈りいたします。