2000年6月26日
第42回衆議院議員選挙結果について(談話)
社会民主党
幹事長 渕上 貞雄
- 今回の総選挙において、わが党は、小選挙区で4名、比例代表で15名、併せて19名の議席を獲得し、現有議席を5上回った。目標とする21議席以上には届かなかったものの、比例定数を20削減された中でこの議席を確保できたことは、わが党に対する国民の強い期待の現われである。ご支持いただいた有権者の皆さんに心から感謝する。
- 今回の選挙において、わが党は、なによりも憲法第9条を守り、活かすこと、社会的、経済的に弱い人たちの立場にたち、社会保障と福祉の充実、雇用の確保と安定など、くらしと将来への不安の解消を訴えた。こうしたわが党の主張は、多くの国民の理解を得、共感を呼んだものと確信する。今後とも、有権者の負託に応えるべく、全力をあげる決意である。
- 「自公保」3党に安定多数を許したことは極めて残念である。しかし、3党とも改選議席を大きく減らし、森「自公保」内閣や巨大与党に対する国民の強い批判をうかがわせる結果となった。「自公保」3党は、国民の審判を厳しく受け止め、今後の政局、国会運営にあたっては、野党との真撃な討論による議会制民主主義を十分に尊重すべきである。わが党は、これからも「自公保」連立政権と厳しく対決する。
- 今回の選挙結果によって、わが党は党の再生、再建に向けて確かな礎を築くことができた。今後とも、文字通り、国民、市民とともに歩む党として、中央、地方の党改革を大胆に進め、党の再建を確かなものにしなければならない。21世紀に向け、平和憲法を守り、弱い立場の人たちとともに「公正と平等、連帯と共生」の社会の構築など、社会民主主義の政治を大きく発展させるため、全力をあげる。