2000年7月12日

そごうの民事再生法適用申請にあたって(談話)

社会民主党      
幹事長 渕上 貞雄 

1、本日夕刻、「そごう」は自主的に民事再生法適用を申請し、事実上自主再建を断念することとなった。預金保険機構が新生銀行(旧長銀)からそごう向け債権を買い取り、債権放棄に応じるという手法、すなわち国が私企業の救済に手を貸すという手法が、国民の納得を得られるはずもなく、その意味では今回のそごうの決定は当然である。

2、しかしこのそごうの決定は、与党三党の圧力の結果だという印象が否めず、決定過程が極めて不透明である。政府与党とそごうは、今回の決定過程を国民に余すことなく公開する義務がある。

3、今回のそごうをめぐる政府与党の迷走ぶりは、金融・経済政策に対する一貫性のなさを証明するものである。政府は一体何故そごうの債権放棄に応ずる決定をしたのか、その責任も問われる。

4、社会民主党は、今月28日から召集される臨時国会で、そごうにまつわる不透明な問題点について、徹底的に追及していく決意である。