2000年3月23日

友部達夫参議院議員は直ちに辞職せよ(談話)

社会民主党   
幹事長 渕上貞雄

1.本日、オレンジ共済組合事件で、三十五人から計六億六千万円余をだまし取ったとして詐欺罪に問われた参議院議員友部達夫被告に対し、東京地方裁判所は求刑通りの懲役10年の実刑判決を言い渡した。国会議員に対する信用を悪用し、庶民をだましたことは言語道断であり、実刑判決は当然である。懲役10年は詐欺罪としての最高刑であり、社民党は、友部被告に対し、ただちに参議院議員を辞職するとともに、控訴することなく刑に服することを強く求めたい。

2.友部被告は、逮捕後も参議院の議員辞職勧告決議を無視し続け、自らの地位に恋々としてきた。このような友部被告の態度が、国民の政治不信に拍車をかけたことは間違いない。また、友部被告を名簿に登載した旧新進党の責任も免れえない。政治家に対する実刑判決が相次いでいることの重みを各党は重く受け止めるべきである。

3.リクルート事件で有罪が確定した藤波元官房長官の議員辞職勧告に反対するなど、自自公政権の政治姿勢も問題が大きい。社民主党は、国民の求めている金のかからない清潔な政治の実現、政治倫理の確立に全力で取り組む決意である。