1999年3月23日
社会民主党東京都連合
社会民主党東京都連合は、このたびの都知事選挙にあたって「都民による都民派候補」を擁立すべく、今日まで努力を続けてまいりました。しかし、それにふさわしい候補を推すことができないことを、ここに断腸の思いで声明いたします。
東京はいま、安定した経済と暮らし、先延ばしできない財政問題、深刻なダイオキシンなどの環境問題、高齢者のためのしっかりとした介護保険制度など、緊急にして抜本的な解決が求められる問題が山積しています。しかし同時に、私たち社民党は、これらの東京生活も「平和」があってはじめて可能なのだという思いを改めて強くします。
いま国政にあっては、憲法改悪、日の丸・君が代の法制化、アメリカ軍への協力を強める新ガイドラインなど、この平和を脅かす動きが顕在化しています。社民党東京都連合は、こうした状況を踏まえて、
1:憲法改悪を意図する政治集団にかかわる候補者は推薦しない、
2:新ガイドラインや周辺事態法案を推進して、平和を脅かす政治勢力にかかわる候補者は推薦しない、
ことを、はっきりと表明します。
社民党東京都連合は、平和で安心できる暮らしの確立をめざす都政を待ち望む都民の皆さまに、心からお詫びすると同時に、いままさに公認および推薦候補を擁立して統一自治体選挙を戦いつつある社民党東京都連合に、引き続き温かいご支援を心からお願い申し上げます。