社会民主党全国連合
党首 土井たか子
さる1月23日、徳島市で行われた吉野川可動堰建設の賛否を問う住民投票は、反対票が投票数の90%に及びました。徳島市民は、可動堰を建設すべきでないと結論を出しました。このことは、建設省の「首長や流域議会の推進決議が民意だ」として推し進めてきた計画が、誤りであることを意味するものです。そしてまた住民の民意は「可動堰ではなく、250年間、吉野川の自然と住民の暮らしを守ってきた、これまでの第十堰を残すことである」ということが明白となりました。
建設省の推し進めている可動堰計画は、「150年に1度の洪水対策」というのもであるが、あまりにも根拠が薄弱です。そもそも、この可動堰建設計画は、1030億円の建設費と、毎年7億円の維持費を必要とし、財政赤字の中困難であり、また本当に必要としている事業への支出の妨げとなります。
社会民主党は、この住民投票によって示された真撃な民意を重く受け止め、よって、下記の通り申し入れます。
以上