社会民主党全国連合
幹事長 渕上 貞雄
1,本日、与野党「選挙制度等に関する協議会」実務者会議が各党幹事長の陪席のもとで開かれたが、与党3党は、前回の実務者会議で示された定数削減法案修正案についての野党3党の質問にまともに答えないまま、会議を一方的に打ち切った。これは形だけ整えばあとは数の力でやらせてもらうという自自公体制のもつ体質を浮き彫りにしたものであり、社会民主党は、今回の与党3党の言語道断の暴挙に対して断固抗議する。
2,選挙制度は議会政治の根幹である国会の土俵をどう作るのかという重要課題である。あくまでも各党の一致が前提であり、与党が数の力にまかせて決めてよいものではない。本協議会自体、自民・自由50削減案に対して、選挙制度は2党だけで決めてよいものではないという公明党の呼びかけで始まったものである。しかも、野党3党が協議継続を主張している中、協議会で確認されていた「対等・平等の原則」、「各党合意の原則」をかなぐり捨てた与党の対応は。「言論の府」の権威をおとしめるものにほかならない。
3,選挙制度問題を与党だけで強行しようということは憲政史上初であり、社会民主党は、今回の事態を民主主義に対する重大な挑戦と受け止め、親協議会の開催を強く求めるとともに、委員会における審議強行を許さないよう、他の野党との連携を強めていく。