1999年9月21日

自民党の総裁選挙の結果について

社会民主党

1,本日の自民党総裁選挙において、小渕恵三氏が再選された。党員の投票率が50パーセントを下回ったことは、はじめから結果の分かった選挙に対する関心の低さを物語るものであり、国民の目には一幕の茶番劇と映ったのではないか。

2,今度の総裁選では、「自自公」体制をめぐる組合せ論が主たる関心事となり、政策論、とくに小渕氏がどのような政治をめざそうとするのかは、まったく不明確であった。一方で、小渕氏は、総裁選中に、政策合意よりも連立政権発足を優先させる旨の発言をされているが、これは145通常国会で示された「数は力なり」という強権的体質を露にしたものといわなければならない。

3,小渕氏がめざす「自自公」連立政権は、国民の意に反することは明らかであり、改めて国民の審判を仰ぐべきである。社会民主党は、一刻も早い解散、総選挙を強く要求する。わが党は、憲法体制を否定し、反動的、強権政治を強行しようとする小渕内閣、「自自公」体制と厳しく対決する決意である。