1999年4月11日

統一自治体選挙前半戦の結果について(談話)

社会民主党   
幹事長 渕上貞雄

1.今回の統一自治体選挙は、社会民主党にとって前回までとは環境が大きく異なる中での闘いであった。厳しい状況のなかで、道府県議選において公認94名、党籍を有する推篇32名の当選者を確保したことは、今後の党再建にむけて基盤をつくることができたものと考える。

2.深刻な不況のなかで生活や雇用、将来への不安が高まり、地方財政も厳しい状態にある中での闘いであったが、政党間の争点は必ずしも明確ではなかった。わが党は、新ガイドライン問題などで地方自治体や民間に協力が求められること、働く場や生活の場で憲法が危うくされていることなど、「平和と福祉」を最大の争点として訴えてきた。わが党の主張は、多くの有権者、とくに平和や福祉に敏感な女性のご理解を得られたものと考える。

3.わが党が推薦した県知事は全員当選した。今後とも知事与党として県民の立場に立つ県政推進のために努カする。

4.4月18日からは、市区議、町村議員選拳など、自治体選挙後半戦が始まる。わが党は、一人一人の有権者との絆をしっかりむすび、地域や生活の場から憲法を守り、活かすことを訴え、公認、推薦候補者の全員当選をめざす決意である。