2000年4月1日

社会民主党    
幹事長 渕上貞雄

自由党の政権離脱について(談話)

1.自由党の連立政権離脱が確定的となった。また、自由党が分裂し、一部が新党を結成して連立政権に残留するという。国民に責任を負う政権からの離脱である以上、国民に対する明確な説明が必要である。しかし、今回の離脱劇は、なぜこの時期に、いかなる理由でなど、まことに不明確であり、国民にとっては、極めてわかりづらいものといわなければならない。「自自公」連立政権は、多数派形成と生き残りを目的に組まれたことは明らかであり、総選挙を目前に、いかに生き残るかを主眼に離脱が考えられたというのが、率直なところではないか。党利党略、個利個略による政権離脱、といわなければならない。

2.「自自公」連立政権は、小渕総理の強いイニシャティブによって形成されたものである。その連立の枠組みが壊れたことに対する総理の責任はまことに重大であり、「自公」プラスアルファによって多数派を維持できることを理由に政権を維持することは許されるものではない。政権の枠組みの変更について、改めて国民に信を問うべきである。わが党は、一刻も早い解散、総選挙を強く求めるとともに、国民の支持を得ない「自公プラスアルファ」政権の打倒をめざすものである。