お知らせ

【2020年1月1日〜12月31日】政治資金収支報告書等の公表に当たって

2021年11月26日
社会民主党総務企画局長 中島修

1.わが党の政治資金収支状況

  2020年の社会民主党の政治資金の概要について報告します。
  収入は、本年収入額が7億7,361万円、前年からの繰越額が10億4,498万円で、総額18億1,859万円となりました。支出は、本年支出総額が5億8,073万円で、翌年への繰越金が12億3,785万円となりました。
対前年比では、本年収入額は3,619万円の減です。2020年は国政選挙がなかったこともあり支出総額は2億7,502万円の減となっています。2021年への繰越額は1億9,287万円増となりました。
  収入の内訳ですが、党費が1億1,986万円、機関紙「社会新報」を主とする事業収入が2億5,575万円、支部からの収入が14万円、政党交付金を主とするその他の収入が3億9,194万円となっており、その他に寄附金収入が590万円あります。政党交付金は3億6,277万円で、本年収入額に占める割合は46.8%となっています。
  次の国政選挙は「社民党存続を懸けた選挙」となります、積極的にカンパ活動に取り組んだこともあり、昨年に引き続き多くの方が応援カンパを寄せてくださり、寄附金収入は590万円となりました。こうした期待にしっかり応えていかなければなりません。
  支出の内訳ですが、経常経費は、人件費が1億3,325万円、光熱水費が99万円、事務所費が3,402万円などで1億6,900万円となり、政治活動費は、寄附・交付金が2億5,297万円、機関紙誌の発行その他の事業費が1億844万円と大きく、選挙関係費の286万円、組織活動費の4,458万円、調査研究費の97万円、その他の経費の190万円などで、5億8,073万円となりました。

2.政党交付金の使途状況
(1)全国連合および都道府県連合の合計の使途状況

全国連合および都道府県連合の合計の収入額は、2020年度の国からの交付額3億6,276万円に前年末の基金残高1億7,347万円を加え、5億3,624万円となりました。
全国連合および都道府県連合の合計の支出額は、4億500万円となっています。
  主な支出の内訳は、人件費が2,029万円減の1億4,638万円、国政選挙がない年でしたので選挙関係費が1億1,963万円減の425万円でした。機関紙誌の発行その他の事業費については312万円減の5,231万円となっています。この結果、政党交付金の2021年への繰越額は、9,674万円増の2億9,540万円となり、この資金が総選挙準備の基盤となります。

(2)全国連合の使途状況

  次に全国連合の使途状況について報告します。
  収入は、2020年度の国からの交付額3億6,277万円に前年末の基金残高1億7,348万円を加えた5億3,624万円です。収入は2019年の参議院選挙結果が反映されているので4,559万円減となりました
  支出は、国政選挙のない年でしたので前年より8,783万円減の2億7052万円となりました。大きく占めているのが支部政党交付金ですが8,411万円減の1億4,568万円となり、支出全体の53.8%を占めています。経常経費の7,683万円は、主に人件費となります。2020年の退職者は11名です。12月末の退職者8名には年明けに退職金を支払うことになります。なお、機関紙誌の発行その他の事業費は564万円減の4,800万円でした。
  2020年末の基金残高は、1億7,348万円で、前年より3,304万円減りました。

3.党財政について

  合流問題で党内論議が続いたため、党勢拡大運動など組織的な取組を行うことが事実上できなかったのが昨年の実態です。党員が高齢化し、青年党員が増えない状況で党の活力が減退していったことを直視しなければなりません。
その結果、政党交付金に依存する状況は加速し、自前の財政づくりが進んだとは言えません。機関紙拡大運動その他の事業活動を進めるのに党内論議の白熱化は大きな障害になりました。
この結果を踏まえて自前の財政作りにあたるためには地域に深く根ざした組織が必要だと総括されます。日常活動の中で財政づくりをいかに進めるか、地道であっても粘り強く継続するための論議が求められます。財政を念頭に現場で努力する活動家を育てていく必要が痛感されるのです。

4.政治資金について

政治とカネを巡る不祥事が続いています。菅原一秀元経産大臣のカニ、メロンを配る公選法違反は公民権停止処分で終わりましたが、河井元法相夫妻の疑惑について自民党からの説明に納得した国民はいません。
とりわけ財務省近畿財務局の職員が自殺するまでに苦悩した安倍元首相の森友学園疑惑は徹底的に解明される必要があります。元首相をめぐる政治とカネにまつわる問題は加計学園「桜を見る会」とその前夜祭の疑惑など、未解明の点はこれからも追及されなければなりません。
極めつけは甘利明・自民党幹事長の道路建設工事に関わる口利き疑惑で全く明らかにされた疑問はなく、「臭いものに蓋」の典型的事例になっています。あっせん利得処罰法の適用されないケースと考えられる根拠が全く明確になっていないので不信の念は高まる一方です。
長期政権のおごりが極まり、民主主義のコストとして生まれた政党助成制度の在り方さえ厳しく問われる現在、政権交代を実現するなどで、クリーンな政治を実現することは極めて重要な課題になっているのです。

以上