平和・自由・平等・共生の理念

いまこそ、社民党

新生社民党がスタートしました。新型コロナウイルスが猛威をふるう中、医療は崩壊し、多くの労働者、とりわけ非正規労働者や女性、外国人労働者が職を失っています。経済的困窮や性暴力によって心も体も傷つき、生存さえ危ぶまれる状況にあるひともいます。競争を煽り、自己責任を押し付けてきた新自由主義政策は完全に破綻しました。

 

今、政治に何が必要なのか、どのような社会を創っていくのかが私たち自身に問われています。

 

社民党は2006年に「わたしたちのめざすもの 社会民主党宣言」を発表しました。「平和・自由・平等・共生」を理念に掲げ、その具体化にむけた不断の改革運動を社会民主主義と位置づけしました。めざす社会は

 

憲法の理念が実現された社会

格差を是正した生活優先の社会

人々が支えあい、尊重しあう社会

 

です。これは今も変わりません。それどころか、ますます重要になっています。社会民主党宣言の発表から15年を経る間に平和主義は脅かされ、格差・貧困は拡大し、社会の分断は確実に進んでいます。

 

新自由主義の跋扈(ばっこ)を許してしまった反省の上に、私たちは決意します。弱音をはける社会、そう、あなたの弱音こそ政治が解決すべき課題です。子どもたちが等しく教育を受けられる社会、若者たちが希望をもって生きられる社会、高齢者が安心して老後を生きられる社会、あらゆるマイノリティ当事者が差別を恐れずに済み、自らの人生を肯定しながら生きられる社会を実現します。

社民党は現場からみなさんの声を政治に届ける、行動する政党です。米軍基地はいらないというウチナンチュの声を受け止め、応えます。廃炉並びに自然エネルギー産業の振興をセットにした立地自治体を取り残さない脱原発を実現します。外国人を安価な労働力あるいは治安の対象としか見做さない現在の外国人政策を抜本的に改革します。選択的夫婦別姓や同性婚の法制化によってLGBTQを含むジェンダー平等を実現します。先の大戦における加害の歴史に真摯に向き合うことと対話外交を通じてアジア地域の平和に貢献します。すべての差別はマイノリティの尊厳を踏みにじるものであり、許しません。

 

いまこそ社民党、社会民主主義の出番です。

社会民主主義の主体はあなたです。

変わるのは私たち、変えるのも私たち。

ともに手をとり、平和・自由・平等・共生という光で新自由主義の夜を終わらせましょう。