月刊社会民主

月刊社会民主6月号が5月28日に発売! 特集は「能登地震が問いかけるもの」

 

 2024年元日、能登半島沖に発生した巨大地震は、地盤の隆起や道路の寸断、停電、断水など、市民のライフラインを破壊した。「地震大国・日本」の危険性をあらためて浮き彫りにした。

 マグニチュード7.6。志賀町と輪島市で震度7、七尾市、珠洲市、穴水町、能登町で震度6強を観測した。5月8日時点の被害状況は、死者245人、負傷者1309人。住宅の全壊は8597棟、半壊は2万87棟、一部損壊は9万2081棟。石川県内で3110戸がいまだに断水中である。

能登半島は高齢化の進む過疎の半島ともいわれる。被害の多かった珠洲市では通常の廃棄物の132年分の膨大な災害廃棄物をいかに搬出するのか、避難者が果たして故郷に戻れるのか、深刻な課題が山積みである。

 一方、北陸電力の志賀原発は変圧器が破損して多量のオイル漏れが発生し、外部電源が使用できない重大事故を起こした。地震大国日本で原発がいかに危険かをあらためて浮き彫りにした。「能登地震が問いかけるもの」をテーマに論考を特集した。

 

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