社会新報

連合メーデー会場前で大椿参院議員が訴え「参加の岸田首相に怒りの声を」

4月29日、代々木公園の連合メーデー会場前で訴える大椿参院議員(中央)。右は五十嵐やす子板橋区議、左は伊地智恭子多摩市議。

 

(社会新報5月17日号2面より)

 

 連合主催の第94回メーデー中央大会が4月29日、東京都渋谷区の代々木公園で開催され、2万8000人が参加した。
 社民党は会場近くで街頭宣伝を行ない、大椿ゆうこ副党首(参院議員)は、岸田首相が現職首相として9年ぶりに中央大会に出席するのを前に、次のようにメーデー参加者たちに訴えた。
 「30年以上も賃金が上がらないのはなぜか。なぜ非正規で働かなければならないのか。なぜ女性の賃金が安いのか、なぜ若者たちが奨学金の借金返済に追われるのか。そうした怒りの声を、今日、メーデー会場にやってくる岸田首相に伝えよう。おとなしく、遠慮深く、黙って、メーデーに参加する必要はない」

日比谷メーデーで福島党首が訴え

 また5月1日、東京・日比谷野音で全国労働組合連絡協議会(全労協)系の第94回日比谷メーデーが開催され、3500人が参加した。
 来賓として出席した社民党の福島党首は、次のように訴えた。
 「派遣労働者の切り捨てが進んでいる。最低賃金がなかなか上がらない。実質賃金が下がり続けている。あらゆる労働者たちが大変厳しい状態に陥っている。だからこそ、今、正社員への道を増やすこと、派遣法の規制、最低賃金を上げること、国会でも公契約法を作って公共事業で働く人たちの労働条件を改善すること、有期雇用契約の5年後に無期雇用契約に転換するルールを潜脱することを防ぐこと。こうしたことをしっかりとやっていこう」

 

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