社会新報

【3月19日の福島党首会見】裏金問題で森元首相の証人喚問を~志賀原発施設内を視察し廃炉を訴える

志賀原発に隣接する脱原発団結小屋の前で、党調査団一行。中央が福島党首。(3月18日、石川県志賀町)

 

 社民党の福島みずほ党首は3月19日、参院議員会館で会見を行ない、自民党の裏金問題や志賀原発の視察について語った。

 自民党の裏金問題で政治倫理審査会(政倫審)に下村博文元政調会長が18日に出席し弁明したが、福島党首は「まるで弁明になっていない」と切り捨てた。「一大争点である安倍元首相が『こういうのはやめた方がいいんじゃないか』と言ったとか、キックバックを再開したのは、誰がどういう発言でどうなったのかとか、いわゆる安倍派の中の真相究明につながるかと思いきや、一切つながらなかった」と下村氏を批判。

 「結局10人の自民党議員が政倫審で弁明しましたけれども、『自分は知らない』『他の人がやった』というだけで真相究明にはほど遠い。こうなっては、一番キーパーソンである森喜朗元首相に証人喚問で来ていただくしかない」として、嘘を言えば偽証罪に問われる証人喚問で、真相究明を目指すべきと強調した。

 また、社民党調査団が今月18日に志賀原発(石川県志賀町)の構内を視察したことを報告した。調査団は、党首を団長に、専門家や石川・富山・福島の各県連の自治体議員など14人で構成。「北陸電力は能登半島地震による地盤の隆起・沈降で志賀原発に段差が11カ所できたと報告していたが、施設内には未公表の段差があり、合計数十ヵ所の段差があったとみられる。北陸電力は『プラントには関係ない』と言うが、施設内に未公表の段差があることは問題だ」と述べ、「原発構内にある地震計44ヵ所の1月1日時点のデータを公開するよう、社民党として求めた」と語った。

 志賀原発周辺の海岸の隆起による港機能の麻痺や道路の寸断、家屋の倒壊などに触れ、「避難も、屋内避難もできない。放射線防護施設も損壊し、2カ所は閉鎖された。被曝を避けられない」と述べた上で、「避難計画が絵に描いた餅だ」と厳しく批判し、「志賀原発の再稼働はありえない。廃炉一択だ」と訴えた。