社会新報

【11月29日の福島党首会見】党首選出馬を表明~突出する防衛費を含む補正予算成立に抗議~イスラエル軍の病院攻撃が国際人道法違反であることを認めぬ岸田首相を批判

 

 

 社民党の福島みずほ党首は11月29日、参院議員会館で定例会見を行ない、党首選や補正予算案、核兵器禁止条約、ガザ情勢などについて語った。

 まず、任期満了に伴う党首選(12月1日告示)に出馬する意向を表明した。次期衆院選に向けて「社民党が勝利していけるよう、党首として頑張っていきたい」と語った。

 この日、参院本会議で成立した補正予算案について、「断固反対し、抗議する」との立場を明確にした。その理由として、「緊急に必要なものに使うという、補正予算の目的に反しているからだ」と説明した。「とりわけ防衛関連予算が突出している。本予算と合わせると12兆円にもなる。そもそも、5年間で43兆円とする防衛関連費自体に反対だが、なぜこれが補正予算の中に含まれているのか。緊急に拠出すべきものではない」と批判した。

また、「来年度の本予算の概算要求で、弾薬・ミサイル確保として9300億円が入っている。公立小中学校の給食費無償化に必要な4400億円の倍以上だ。しかも、弾薬確保は補正予算で1523億円追加されている」として、国民の生活をなおざりにして、防衛費ばかりに公金を費やす岸田政権の姿勢に憤った。

 現在、米国ニューヨークで開催されている核兵器禁止条約の第2回締約国会議について福島党首は、「日本は批准して参加すべきだった。せめて オブザーバー参加をして、唯一の戦争被爆国として核兵器の被害の実相や支援のあり方などについて、きちっと発言をすべきだった」と述べ、核兵器廃絶に後ろ向きな岸田政権の姿勢に抗議した。

 参院予算委員会の締め総括で質疑に立った福島党首は、ガザ情勢についても追及。「イスラエルは病院を攻撃しているのだから国際人道法違反ではないかと質問しても、岸田総理は『病院を攻撃しているかどうか分からない』と言って国際人道法違反であることを認めない。ジェノサイドを止める気がない」と厳しく批判した。