社会新報

【7月5日の福島党首会見】混乱するマイナ保険証は撤回せよ~汚染水の海洋放出に反対する

会見する福島党首(7月5日、参院議員会館)。

 

(社会新報7月12日号2面より)

 

 社民党の福島みずほ党首は7月5日、参院議員会館での会見で、マイナ保険証や福島第一原発事故による汚染水について語った。

 福島党首は、マイナンバーカードについて「何でもかんでもひも付けることをやめるべき。健康保険証や運転免許証など、29項目をひも付けるということになっているが、G7の中でも、こんなにひもづけている国は他にない」と述べた。とりわけ、医療情報について「マイナポータルに入れ込むことは極めて問題ではないか。いろいろな人が見る可能性もある。医療情報はセンシティブ情報。これが流出したり、漏えいしたり、他人とひも付けになることは、あり得ない。マイナンバーカードとの一体化は中止すべきだ」と力説した。 

 また、政府が高齢者向けに暗証番号を設定しなくてもマイナ保険証の発行を認めるとしたことについても、福島党首は「方針がどんどん変わっている」と批判。「悪用防止のため暗証番号が必要と言っていたのに、高齢者施設などで管理が大変だという声が上ると、今度は暗証番号なしにするというが、なりすましなどの問題が起きるのでは。今の健康保険証で高齢者の方々は何も困らない。有効期限が切れても新しい保険証が送られてくる。マイナ保険証は5年ごとの申請が必要だという問題もある」。まさに問題だらけのマイナ保険証に対し、福島党首は、「撤回、回収すべきだということを強く申し上げる」と断言した。

 福島第一原発に流れ込む地下水から一部の放射性物質を除去し、貯留している「処理水」を海に放出する政府の方針について、福島党首は「そもそも全ての放射性物質が除去されているわけではなく、『汚染水』と言うべき。海洋放出を行なう際に『関係者の理解を得る』との約束があった。地元の漁業組合は強く反対している。社民党は海洋放出に反対だ」と主張した。