社会新報

秋葉忠利さんら元国会議員有志が「国葬」反対の声明

↑記者会見する(左から)中川智子(社民)、黒岩秩子(さきがけ)、秋葉忠利(社民)、吉川春子(共産)、瀬古由起子(同)の各国会議員(16日、参院議員会館)。

 

(社会新報9月28日号)

 

 元衆院議員の秋葉忠利前広島市長ら6人の元国会議員が16日、参院議員会館で記者会見を開き、安倍元首相の「国葬」に反対する声明を発表した。前宝塚市長の中川智子元衆院議員も会見に臨んだ。
 国葬の案内状は速達で1300人近くの元・前国会議員に送られた。秋葉さんらに賛同する24人(16日時点)の元国会議員は国葬を欠席する意向だ。
 秋葉さんは、「国葬」の案内状が届いたことに「当事者」として発言する必要性を感じたと述べた上で、「現職の国会議員が十分な仕事をしないから、元国会議員が老骨にムチを打って出てくることになった」と苦言を呈した。声明は、「国葬」の法的根拠がないことや、憲法が保障する法の下の平等や思想・信条の自由に違反することなどを指摘し、反対を表明している。