社会新報

【10月12日の福島党首会見】岸田内閣は統一教会問題を解決できなければ総辞職せよ ~軍事費増大を許さない

定例記者会見に臨む福島党首(10月12日)

 

(社会新報10月19日号2面より)

 社民党の福島みずほ党首は12日、参院議員会館で会見を行ない、統一教会問題や軍事費増大の問題などについて語った。
 福島党首は、先日の共同通信の世論調査で、岸田内閣の支持率が35%と、さらに低下したことや、統一教会との関係について自民党の対応が「不十分」だとの回答が83・1%であったことに言及。「岸田総理は、統一教会の問題をとことん解決するか、総辞職するしかないと思う」と述べた。
 統一教会との関係の深さが明らかになっている山際大志郎・経済再生相に対し、福島党首は「ただちに辞任すべき」「岸田首相の任命責任もある。山際大臣が自ら辞めないなら更迭すべきだ」と求め、「文科省は統一教会の解散請求を行なうべきだ」と強調した。
 国会では、17、18日から衆院予算委員会が開かれるが、3日の臨時国会招集から日数が空いてしまっているとして、福島党首は「国会が開店休業状態だ。G20会合に鈴木俊一財務相が参加するためだと言うが、日程は以前から分かっていたではないか」と批判した。防衛費の大幅増が懸念されていることに関し、「保育士さんの人員確保や給食の無償化等について各省庁と協議しているところだが、担当者らも予算不足に悩んでいる。防衛省だけが予算が青天井ということはおかしいではないか」と述べ、「軍拡優先ではなく国民の生活再建のため、国会でしっかりやっていく」と意欲を示した。