社会新報

衆院選の準備加速を確認 ~全国幹事長会議を開催~

全国幹事長会議で総選挙勝利を誓い、団結ガンバローを三唱した(5月24日、参院議員会館)。

 

(社会新報6月7日号2面より)

 社会民主党は5月24日に全国幹事長会議を参院議員会館で開いた。
 冒頭、福島みずほ党首は衆院の解散、総選挙が取り沙汰されていることに触れ、「5人の当選目指して頑張ろう」と呼びかけた。その上で、今国会で悪法の成立が狙われていることについて「国会に社民党が必要であることを痛感している」と語った。
 続いて4月に参院議員に繰り上げ当選となった大椿ゆうこ副党首があいさつ。「社民党の議席として生かしていきたい」と決意を述べた。
 会議ではまず、服部良一幹事長が2月の全国代表者会議以降の活動について報告。沖縄出身の山城博治常幹が、基地の強化・建設が進む南西諸島の情勢と闘いに触れ、「心を一つにして、政治の力で戦争国家に向かうことを止めよう」と訴えた。
 続いて、統一自治体選挙闘争総括と総選挙闘争方針などを服部幹事長(選対委員長)が提案した。
 このうち次期総選挙の目標として、①公認が決まった沖縄2区・新垣邦男議員の再選②比例九州ブロックでの1議席の復活③九州以外の東京など首都圏で最重点ブロックを設定し比例復活1議席の獲得  の3つを提起した。
 これに対し、出席者からは提案を前向きに受け止める一方で、最重点ブロックを設定することへの懸念や財政面での困難さなどを指摘する発言があった。
 服部幹事長は、「3議席必達の決意で集中しようというのが提案の趣旨。財政づくりも県連に負担を集中するのでなく、外向けのカンパを実施したい」と答弁した。今後、早急に整理していくことにしている。

 

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