社会新報

原発汚染水の海洋放出NO!~社民党と韓国「正義党」が東電本社前で抗議

東京電力本社前で汚染水海洋放出の中止を訴えた。中央が大椿ゆうこ副党首(参院議員)、その右が裵晋教・韓国正義党内代表、大椿議員の左が姜恩美議員(6月22日、東京・内幸町の同社本社前)。

 

(社会新報7月5日号2面より)

 

 社会民主党全国連合と党脱原発・脱プルトニウム全国連絡協議会(高橋新一会長)は6月22日、東京・内幸町の東京電力本社前で、韓国の革新系政党「正義党」の国会議員らと共に、東京電力福島第一原発のトリチウム汚染水海洋放出の中止を求める要請行動を展開した。大椿ゆうこ社民党副党首(参院議員)が申し入れ書を読み上げ、「海洋放出はさらなる放射性物質の故意による拡散」であり、「私たちは、福島の人々をさらに苦しめ、世界の世論に背を向ける行為を到底容認できない」と厳しく批判した。
 東電側が申し入れ書の受け取りを拒否したため、配達証明郵便で送付した。
 参加した正義党の国会議員3人は、裵晋教(ペ・ジンギョ)院内代表、李恩周(イ・ウンジュ)院内首席副代表、同党の「福島汚染水阻止TF(特別チーム)」団長を務める姜恩美(カン・ウンミ)議員。姜議員は「韓国国民の84%が汚染水の海洋投棄に反対している。これを無視したまま強行することに強い遺憾の意を表明する」と語った。要請行動と翌日の福島第一原発現地視察は、社民党が計画し、正義党を招待した。