社会新報

【7月26日の福島党首会見】マイナカードの強制をやめるべき~維新・馬場代表の暴言を厳しく批判

 

 

 社民党の福島みずほ党首は7月26日、参院議員会館での会見で、マイナ保険証に関する閉会中審査や日本維新の会代表の暴言などについて語った。福島党首は「本日は、参議院の委員会でマイナ保健証についての審議が行なわれている。政府はたくさんの問題が噴出しているにもかかわらず、『方針に変わりない』と開き直っており、本当に怒りを感じた」と憤まんやるかたない様子で述べた。

 また、萩生田光一氏や世耕弘成氏など、自民党の幹部らからもマイナ保険証への切り替えの期限にこだわるべきではないとの意見が出ていることについて、「自分たちで強行しておいて、今さら無責任ではないか。本当にそう思っているんだったら、マイナンバーカードの強制を止めるべきだ」と厳しく批判した。

 日本維新の会の馬場伸幸代表の一連の発言が物議を醸している問題についても言及。馬場氏が「共産党は、なくなっていい政党」と発言したことに対し、「これはひどい暴言だと思う。民主主義を否定するものだ」と憤り、「社民党もそうだが、憲法改悪や軍拡に反対する政党はなくなればいいとの発想が、(馬場氏の発言の背景に)あると思う」と述べた。また、馬場氏が維新の会を「第二自民党」としたことについて、「それこそ存在意義がない」と指摘。「国会はある問題を軸に、多様化した国民の価値観を体現して各政党が論争するところ。自民党があるのに、維新が『第二自民党』というのであれば、論争も何もない」とあきれかえった。

 また連日の「災害級の暑さ」について、福島党首は「これは人災だと思う」と述べ、「暑さもそうだし、 九州や秋田県でも豪雨で大災害が起きた。毎年のように起きる災害の背景に温暖化の影響があるのは間違いない」として、「いかに温暖化を防ぐか、日本として責任を果たす必要がある」と述べた。