社会新報

【9月25日の党首会見】能登豪雨災害に補正予算を~立憲民主党の野田新代表の今後の政策を注視~社民党は衆院比例候補2人を追加し17人全員の当選を

 

 社民党の福島みずほ党首は9月25日、参院議員会館で会見を行ない、能登半島の豪雨被害や立憲民主党の代表選の結果などについて語った。

 会見の冒頭、福島党首は、「能登半島の豪雨災害に遭われた方々へ、心から哀悼の意とお見舞いを申し上げる」と述べ、「社民党石川県連とも連携しながら、私も何度も能登に行って、簡易トイレやその時不足しているものを寄付することもやってきた。今回は仮設住宅が浸水するなど、凄まじい被害が起きていて、地震で地盤が緩んだところに、また豪雨災害となってしまったことに本当に心が痛む」と被災地に思いを馳せた。福島党首は迅速かつ、手厚い被災地支援が必要だとして、「臨時国会では予算委員会を開いて補正予算をつけて、支援をしっかりやるべきだ」と強く述べた。

 立憲民主党の代表選で、野田佳彦氏が新しい代表となったが、野田氏は安保法制の廃止や消費税減税、脱原発に後ろ向きではないかとメディアや野党関係者などから指摘されている。これについて、福島党首は「懸念を持っている面もある」と語りつつ、「社民党は立憲民主党と共同会派を組んでおり、今後どのような政策が取られていくのか、しっかり話し合って注視をしていきたい」と述べた。また、「裏金問題、統一教会問題にメスを入れて、国民のための政治を作りたい。野党が力を合わせて、選挙協力もできるところは行なっていく」と述べ、社民党としての護憲、脱原発、生活を第一とする政策は「ぶれない立場」だと強調しながら、まずは自公政権を倒すことの必要性を訴えた。そのためにも、社民党の議席を増やすことが重要として、福島党首は、「社民党の公認内定は小選挙区で10人、比例代表が7人で17人になった。全員の当選目指して頑張っていく」と来る衆院選に向け、意気込みを示した。