衆議院選挙後初めての国会議員会館前行動が11月19日、衆院第2議員会館前で行なわれ、約700人が参加し、「改憲・軍拡を止めよう」と訴えた。総がかり行動実行委員会などが主催した。
社民党から副党首の大椿ゆうこ参院議員が連帯のあいさつを行なった。17日の兵庫県知事選の結果について大椿副党首は以下のように訴えた。
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今回の兵庫県知事選挙で当選が有力視されていた候補者に対して「外国人参政権を進めようとしている」との事実と異なる情報・言説が流されました。その候補者は公約に掲げていません。けれども、相手を劣勢に追い込むために利用されるのが、こういった差別扇動なのです。
「外国人参政権に賛成している」とのレッテルを貼ることが相手を劣勢に追い込む方法だと彼らは思っている。
こういった差別が選挙の中で使われていることに私はとても危機感を持ちました。
私たちが向き合うべき選挙、そして日々の活動の中でも、様々なところでこうした差別が顔をのぞかせるかもしれません。でも、皆さんと共に私たちはひるむことなく、「差別を許さない」「デマを許さない」の声を上げていく必要があります。
今の政治について隣にいる人たちと語り合うこと、ここから民主主義が始まると思うのです。
格差・貧困の中で、人々の間に距離ができて、本当に対話することがおっくうになりがちです。でも対話をあきらめてしまったら、差別、デマ、フェイクが席巻する社会になってしまう。
そのことを今回の兵庫県知事選が見せてくれたのだと思います。