社民党の福島みずほ党首は8月21日、参院議員会館で会見を行ない、15日に敗戦80年の節目を迎えたことについて語った。冒頭、福島党首は、石破茂首相が「終戦の日」に首相談話の発表を見送ったことについて、「石破首相は全国戦没者追悼式で『反省』と言った。この反省という言葉は、安倍、菅、岸田政権では語られず13年ぶりだった。そんな石破首相だからこそ、談話を発表してほしい」と指摘した。
敗戦から80年の今、あらためて注目すべきこととして、日中戦争の最中の1940年、当時の斎藤隆夫衆院議員が帝国議会で政府・軍部を批判した「反軍演説」を挙げ、「この時の議事録1万字が削除されているが、戦後80年を契機にこれを再掲載しようとする動きがある。この動きに長く関わってきた長妻昭衆院議員と先日、話をした。社民党としても、反軍演説1万字の復活のため、頑張っていきたい」と語った。
また、日米開戦直前の1940年に首相直轄の機関である総力戦研究所が戦争に負けるとのシミュレーション結果を示したにもかかわらず、日本が無謀な戦争に突き進んでいった歴史にも触れ、「現在も政府は『台湾有事』と簡単に言うが、米国の戦略国際問題研究所のシミュレーションでは、台湾有事で戦場になるのは、台湾と日本だ。だからこそ戦争させないための政治を社民党は全力でやっていく」と力説した。
福島党首は、イスラエルによるガザ攻撃についても「(外交圧力として)パレスチナ国家の承認はするべきだが、『それだけでは生ぬるい』との意見もある。そのとおりだ」「(先の参院選で社民党候補として出馬した)西みゆか弁護士が(イスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状を出した)国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長と会ったので、私も詳しく話を聞きたい」と述べた。