社会新報

福島党首が「中道」の基本政策を批判 ~ 安保法合憲・原発再稼働容認etc

会見する(左から)ラサール副党首、福島党首、服部幹事長。(19日)

 

社民党の福島みずほ党首とラサール石井副党首は19日、参院議員会館で同日の中道改革連合(以下、中道)の基本政策発表を受け、緊急の会見を行なった。
福島党首は、中道の政策について、「生活者ファーストなど共通する部分もある」としながらも、「看過できない部分もあり、非常に危機感を抱いている」と語った。福島党首は中道が「存立危機事態における自国防衛のための自衛権行使は合憲」としていることを批判した。
「存立危機事態は安保関連法での集団的自衛権発動の要件であり、『集団的自衛権の行使は憲法学者のほとんど全ての人が憲法違反だと言っているもの。立憲民主党の大幅な政策の転換だ」と指摘。さらに「自衛隊を憲法9条に明記することを議論するとしているが、これは自民党内の議論とどこが違うのか。自民党は大喜びなのではないか。憲法改正論議が加速化される危険性がある」「一歩間違えると大政翼賛会のようになるのではないか」として、中道が自民と共に改憲へと突き進むことに懸念を示した。
福島党首は、脱原発についても「中道は、安全性が確認され、実行性のある避難計画があり、地元の合意のある原発は再稼働するというが、政府が言っていることと同じ」と批判した。ラサール副党首も「原発に依存しない社会を目指すが再稼働するというのは矛盾する。これは後々問題になると思う」と語った。

辺野古基地建設の中止を言えない中道

立憲民主党の安住淳幹事長が中道の方針として「辺野古新基地建設を中止することは現実的ではない」と説明したことについて、福島党首は「辺野古新基地建設反対はオール沖縄の出発点だ。それすら中道は基本政策に盛り込んでいない。沖縄のために頑張る政党ではない」と厳しく批判した。ラサール副党首は「よく『ゴールポストをずらす』と言うが、中道はセンターラインを右にずらしているのではないか」と指摘した上で「リベラルの一つの翼が、ちょっともぎ取られたような気持ちがしている」と残念がった。
福島党首は「だから社民党の出番だ」と強調。「できるだけ大きなリベラルの塊をつくらなくてはいけない。社民党は、共産党や新社会党、沖縄の風、緑の党と共に街宣する。れいわ新選組にも来てほしい」「中道には行けないという人たち、中道から支援してもらえない人たちが立憲民主党の中にいるのではないか。それなら、社民党にどうか来てほしい」と呼びかけた。ラサール副党首も「リベラルが共に闘うということは以前からやっているが、それを深めていきたい。社民党は(リベラルであれば)誰とでも連携していく」と訴えた。