社会新報

【4月1日の福島党首会見】健軍駐屯地の長距離ミサイル配備や富士駐屯地の高速滑空弾配備は敵基地攻撃能力の保有であり憲法違反と厳しく批判

社民党の福島みずほ党首は4月1日、参院議員会館で会見を行ない、暫定予算やミサイル配備、イラン情勢などについて語った。
3月30日に衆参両院で成立した暫定予算について、福島党首は「内容に若干の問題があることは承知しているが、国民生活への影響を避けるため、社民党として、賛成した」と述べた。その上で、「参議院で与党が少数であることは明らかであり、年度内予算成立は当初から困難だった。120兆円規模の予算をほとんど議論せずに成立させるのは不可能である。当初から暫定予算をきちんと組む方針を決めていれば、衆議院での予算審議をあのような『スピード違反』的なやり方で行なわずに済んだはずだ。政府・与党は猛省すべきである」と厳しく批判した。
防衛省が3月31日、陸上自衛隊健軍駐屯地(熊本市)に長距離ミサイル、陸自富士駐屯地に高速滑空弾それぞれ配備した。福島党首は「敵基地攻撃能力の保有・配備であり憲法違反」と指摘。「両基地とも周囲に多くの集落があり、地元の不安が非常に大きい」「地元説明会を一回も実施していない」「万一攻撃を受けた場合の住民避難計画など、地元への十分な説明が欠けている」と問題視した。
イラン攻撃に伴うホルムズ海峡の封鎖で日本の原油供給が滞っていることについては、福島党首は、「イラン外務大臣が日本に対し、ホルムズ海峡を通航する用意があると表明したにもかかわらず、日本が積極的に交渉しないのは理解できない」「供給不安が現場で深刻化している。日本の船舶の安全通航や問題解決に向け、全力で外交努力を行なうべきだ」と強く求めた。また、イラン攻撃で、化石燃料に依存する日本の構造的な脆弱さが改めて明らかになったとして、「社民党は他党と共に脱炭素・脱原発、再エネ普及、省エネを推進していく」と述べた。