(社会新報2022年1月26日号2面より)
社会民主党の党首選挙実施本部(佐藤征治郎本部長)は14日10時、第12回党首選挙を告示し、同日15時に立候補を締め切った。
その結果、党神奈川県連と党員387人の推薦を得て立候補を届け出た福島みずほ現党首の他に立候補はなく、無投票で再選した。
佐藤本部長が当選証書を党首に授与し、党本部職員がお祝いの花束を党首に手渡した。
その後、記者会見に臨んだ福島党首は、党首選実施に向けて準備を進めてきた全国の党員たちに感謝の意を述べるとともに、「社民党でしかできないことがある。それは憲法を守り、活(い)かすこと。累進課税をはじめとした公平な税制で分かち合いの経済を実現し、個人の生活も、社会全体も持続可能なものにしていく」と述べ、社民党の役割を強調した。
今夏の参院選の目標について福島党首は、「全国比例区で3人以上の当選を勝ち取り、選挙区での当選も目指す」と目標を掲げた。
併せて、野党共闘はもちろんのこと、さまざまな社会問題の現場で解決に取り組む人々との共闘を深めていくこと、そのことを通して党員、自治体議員、国会議員を増やし党勢の拡大を実践していくとの決意を表明した。
3月19日、20日に開催予定の社民党定期全国大会で党首選の結果を報告・承認し、福島党首の新しい任期(2年間)が始まる予定である。
↑党首選で再選が決まり会見する福島党首と佐藤征治郎党首選挙実施本部長(右)。
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