(社会新報2022年5月18日号2面より)
社民党の服部良一幹事長が4月29日、東京・代々木公園脇の党宣伝カーから、連合の第93回メーデー中央大会会場に向かう働く人たちに連帯のスピーチを行なった。「私自身、機械メーカーで長年働き、労組の委員長も16年務めた。残業代をめぐって労使で喧々諤々(けんけんがくがく)の議論をした経験がある。過労死寸前まで残業をさせておいて、まともな残業代を払わない、ブラックな企業が世の中にはたくさんある。だからこそ、労働者が自らの権利を主張しなければならない」と訴えた。
一方、福島党首は5月1日に東京・千代田区の日比谷公園で開かれた全国労働組合連絡協議会(全労協)などのメーデーに来賓出席し、「派遣法と規制緩和によって、非正規労働者は現在2100万人に達し、働く人の4割を占めている。女性は6割が非正規雇用。公務労働の現場も半数が非正規となった。この状況をつくったのは政治だ。格差と貧困を拡大した政治を今こそ変えよう」と語った。
↑連合中央メーデー会場。
↑服部幹事長が訴え(4月29日、代々木公園)。
↑党首があいさつ(5月1日、日比谷野音)。
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