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8月号の特集は、「関東大震災と虐殺を忘れない」。100年が経ったが、日本政府は虐殺に関する流言の関連公文書の保存は認めたが、いまだに事実確認も謝罪もしていない。
ノンフィクション作家の加藤直樹さんは、朝鮮人虐殺の全体像を簡単に解説し、この問題を理解する上で必要な知識を読者に提供した。外村大・東京大学大学院教授は、日本人の一般民衆を朝鮮人虐殺に向かわせた背景として、明治維新に続く日清・日露などの対外戦争を支えた軍国主義教育の思想基盤があったのではないかと指摘。
ライターの朴順梨さんは、1970年代から始まった「ほうせんか」の活動を、若い世代でつくる「ペンニョン」にどう引き継いでいくのか、課題を語る。
小笠原強・専修大学兼任講師は、ほとんど知られていない中国人虐殺事件の解明作業を続けると強調する。
特集の最後に書籍ガイドブックを載せ、朝鮮人・