月刊社会民主

月刊社会民主3月号が2月27日に発売!

 

 3月号の特集は、「3.11東日本大震災を忘れない」。

 折しも岸田内閣が2月10日、「GX基本方針」を閣議決定してしまった。この方針は原発の「最大限活用」、再稼働の推進、次世代革新炉の開発・建設、原発の運転期間の延長など、驚くべき原発推進への回帰だ。原則40年ルールを見直し、経産省がゴーサインを出せば、原発の60年超の運転が可能になる。3万人以上がまだ避難中というのに、東電福島第一原発事故がまるでなかったかのように、国会審議も皆無のまま決めらてしまった。

 吉田千亜さんは、「もっとも大切なのは被害者一人ひとりの、ぽつぽつと語られる本音の『言葉』だ」と記し、堀切さとみさんは双葉町の避難者を撮り続けた思いを述べる。刈屋秀俊さんは岩手県大槌町など襲った大津波被害の癒されぬ傷跡を追い、島明美さんは、生涯被ばく線量を予測する論文の不正を検証。豊田直巳さんは12年前と現在の変貌ぶりを写し出す。