地域でアピール活動を続ける「チェンジ国政! 板橋の会」が中心となって9月12日、「諸要求実現・政権チェンジ」を求める「板橋市民大集会」が、板橋区立文化会館で開かれた。
冒頭、集会実行委員会の荒川孝治代表が、9月8日調印の野党4党政策合意について「市民と野党の共闘の旗印」だと高く評価し、「一票の力で政治を変える。この声を地域の隅々まで届かせよう」と訴えた。
集会前半は各界市民の肉声で構成。共通していたのは、非正規労働者、中小零細事業者、社会的弱者を切り捨てる政治への憤りと、変えるには政権交代しかないという明確な結論だ。
この声に応えて立憲民主、共産、社民、新社会の各党が決意表明。立憲民主の阿久津幸彦衆院議員は、「板橋では立憲・社民・共産が肩を並べて街頭リレー演説に立ち、野党共闘の実績を積み上げてきた」と強調、この力で、下村博文・元文科相の牙城である東京11区で必ず勝つと宣言した。
社民党板橋総支部代表の五十嵐やす子板橋区議は、「コロナ禍で苦しむ人たちを横目に、5兆4000億円を軍備に費やし、沖縄戦の遺骨の混じった土砂を辺野古埋め立てに使い捨てる。こんな政権は終わらせる」ときっぱり。さらに「板橋は野党候補が一本化すれば勝てる状況。その中で社民党は、私が付けているブローチのように、小さくてもきらりと光る役割を果たす」と力を込め、会場を沸かせた。
まとめは、150人を超える参加者の拍手でアピール採択。総裁選で自民党の「顔は代わっても、その根っこは同じ」「あなたの行動で政権チェンジ! を」と呼びかけた。