社会新報

日中関係の改善へ全力を~中国国際交流協会訪日団と党が懇談

福島党首(中央)の左が劉洪才副会長(6月6日、参院議員会館)。

 

(社会新報6月14日号2面)

 

 劉洪才中国国際交流協会副会長を団長とする代表団が来日し、社民党の福島みずほ党首(参院議員)と6月6日、懇談した。
 劉氏は1975年から中国共産党中央対外連絡部に勤務し、在日本中国大使館一等書記官や在北朝鮮中国大使を歴任するなど、日本や東アジアの情勢に明るい。
 席上、劉氏は「日中関係がぎくしゃくしていることに心を傷めている」と述べた上で「コロナ禍が長期化したこともあるが、主な原因は米国の方針転換と米国に追従するブロックが形成されたためだ」と述べた。
 福島党首は岸田政権の大軍拡政策を念頭に、「憲法9条を踏みにじることに反対していく」と応じた。
 懇談は昼食をはさみながら和やかな雰囲気で進み、交流の拡大や訪中団の派遣などを検討していくことを確認した。
 新垣邦男(衆院議員)と大椿ゆうこ(参院議員)の両副党首、服部良一幹事長らが同席した。