社会新報

フェミブリッジ始動~女性の声で政治変える~東京・新宿駅東南口でスピーチ

フェミブリッジ東京の街頭宣伝行動に参加した人たち(9月23日、東京・新宿駅東南口)。

 

(社会新報10月4日号2面より)

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 女性の声で政治を変えることを求める「フェミブリッジ・アクション 市民と野党のスタート街宣」が9月23日、JR新宿駅東南口で行なわれた。集まった200人以上が「踏み出そう、つながろう、声を上げよう」と呼びかけた。「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)が主催した。
 フェミブリッジという言葉は、「フェミニスト」と「ブリッジ」を合わせた造語で、生きづらさを抱える女性たちのブリッジ(架け橋)となり、男性中心の政治を変革したいとの思いを込めた。30日まで「フェミブリッジ・ウイーク」と名づけて全国で街頭宣伝を展開。街宣のオープニングは、コーラスグループ「公園でchill」が性暴力に反対する歌を披露した。
 市民連合の菱山南帆子さんが主催者あいさつで「しがらみ政治よおさらば、マッチョ政治よおさらばということで今日、集まった。私たちはさまざまなしがらみから解き放たれて、組織のための選挙ではなくて、私たちの未来のための選挙をしっかりと行なっていきたい。政治のことなんか遠い世界と思っている人たち、子育てや奨学金返済で精いっぱいの人たち、そうした人たちとの懸け橋になりたい」と力を込めた。
 社会民主党、立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組の国会議員らが連帯のあいさつをした。
 社民党の福島みずほ党首(参院議員)は「日本はジェンダーギャップ指数で125位だ。これを変えよう。今回の内閣改造の写真を見て驚がくした。副大臣・政務官合計54人のうち、女性はゼロ、全員が男性だ。まるで戦前の大日本帝国議会かと思ってしまった。女性のいない政治はおかしい。岸田首相は『女性ならではの感性を発揮して』と言った。ふざけるな。私たちは添え物ではない」と怒りの声を上げた。