(社会新報2022年7月27日号1面より)
社民党の福島みずほ党首は7月13日、参院議員会館で記者会見を行ない、参院選の結果について「社民党は政党要件を確保し、1議席を確保し、私自身が国会に戻ることができたが、もっともっと当選させたかった」と振り返った。
そして党首は「ほとんど党組織がなくなってしまった宮城や山形など、党員が大幅に減った地域で得票を回復している。党首として、頑張っていただいた全ての皆さんに本当にお礼を申し上げたい。今後、躍進していけるよう頑張っていく」と決意を述べた。
党首は同日の常任幹事会で確認したこととして、①来春の統一自治体議員選挙で公認候補を多く擁立し、次の国政選挙に向けた取り組みも含めて党勢を大きくすること②憲法9条を変えないために、社民党として草の根の勉強会を開催し、他の政党や労組、共同テーブル、総がかり行動、市民連合などと連携をより強化すること③若者たちとの連携を強化し、社民党を刷新していくことーーの3点を説明した。
会見に同席した大椿裕子副党首は、参院選を振り返り、「総力戦で取れた1議席と政党要件。どれが欠けても、クリアすることはできなかった」「本当に踏ん張って残った。でも、『崖っぷち』の言葉は、次は使えない。次の選挙に向けてどう発展させていくのかが私たちに問われている」と語った。
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