(左から)玉城デニー県知事と新垣候補、福島党首がしっかりと手を合わせた。(15日、宜野湾市)
社民党の福島みずほ党首は衆院選が公示された10月15日、沖縄県浦添市内で力強く第一声を上げた。その後、宜野湾市内で党公認の新垣クニオ候補(沖縄2区)の必勝をめざして応援演説を行なった。
福島党首は第一声で「今度の衆院選は自民党政治を終わらせる歴史的な選挙だ。『がんこに平和、くらしが一番、税金は暮らしに』を訴える。軍事予算がうなぎ上りで生活が圧迫されている。医療、介護、保育、教育に税金は使われるべきだ」と訴えた。
党首は自民党の「政治とカネ」問題について「自民党は毎年、経団連から多額の企業献金を受け取り、政治資金パーティーによって一晩で何千万円も稼いでいる。法律すら守らない裏金議員たちに、憲法を変えさせてはならない」と厳しく批判した。
また、党首は「南西諸島は、自衛隊配備とミサイル計画により軍事要塞化している。自民党が競り勝てば憲法改悪、軍拡、戦争への道をひた走るだろう。沖縄、日本を戦場にしてはならない。戦争の準備ではなく、平和構築と平和外交には、われわれが必要だ」と強調した。
新垣クニオ候補は宜野湾市内で「米軍基地を抱え、水質汚染問題など市民の命がかかる2区に、このことを顧みない自公政権に来られては駄目だ。照屋寛徳先生が守ってきた議席を引き継いで、1期頑張ってきた。2期目は鬼門ともいわれるが、勝って議席を守る。ウチナーンチュの未来はウチナーンチュが決める思いで選挙戦を戦う」と決意を語った。