社会新報

ミサイルより生活を ~ 参院選必勝へ社民党候補が走る

(左から)西みゆか東京都選挙区候補、ラサール石井・比例代表候補、福島みずほ党首、大椿ゆうこ副党首・比例代表候補、花岡しげる・比例代表候補、かい正康・比例代表候補。

福島党首が力強く第一声を上げた。

大椿ゆうこ副党首(比例代表候補)。

ラサール石井・比例代表候補

西みゆか東京都選挙区候補。

花岡しげる・比例代表候補。

かい正康・比例代表候補。

評論家の佐高信さん(左)と西候補。

 

(7月17日号より)

 

 7月20日投開票の参院選の公示日である3日、社民党は東京・JR新宿駅南口前で合同出発式を行なった。

 宣伝カーの上から、西みゆか東京都選挙区候補と、副党首の大椿ゆうこ、ラサール石井、かい正康、花岡しげるーーの各比例代表候補が、多くの報道陣や聴衆の前で演説した。

3つの緊急生活支援策

 冒頭、福島みずほ党首が力強く第一声を上げた。「食料品の消費税即ゼロ、最低賃金全国一律1500円、働く者たちの社会保険料負担を半額にする」「社会保険料の労使負担割合を1対1から1対3に変え、中小零細企業の負担増分には公費助成で補てんする」として、社民党の緊急生活応援策を提示した。「社会民主主義であなたの生活を応援し、人生を応援するライフ・ファースト、生活と暮らしと人生を応援する社民党が必要」「ミサイルより生活を、ミサイルよりコメを」と訴えた。

 続いて評論家の佐高信さんが発言。「社民党という店は老舗の味を大事にする、それは皆さんの暮らしを守るということ」と支持を呼びかけつつ、「世襲・裏金・統一教会に汚染された自民党とその亜流を政界から追放しよう。自民党に天罰を、公明党に仏罰を、維新・参政に神罰を」と辛口トークで場を沸かせた。

 東京選挙区の西みゆか候補は、「私たちは、労働者の社会保険料の負担を半分にする、社会保険料の負担を労使1対1から1対3に変えれば、年収300万円なら20数万円手取りが増える」「原発なんてあり得ない。自然エネルギーの発電で十分まかなえる。蓄電技術で電力を安定供給できるようにして自然エネルギー100%を実現する」と社民党の政策をアピールした。

あきらめるのはやめよう

 歓声の中、マイクを握ったのはラサール石井候補。「諦めるのはやめよう。黙っているのはやめよう。小さな声をちょっと上げるだけでいい。それを社民党がお手伝いして、みんなの声にする。そうしたら少しでも変わる」と閉塞した社会の空気を共に変えようと呼びかけた。また、「強い者は弱い者を助ける。富める者が貧しい者を少し助ける。それで良くなる」として、社会民主主義の公正公平で優しい政治を目指そうと語りかけた。さらに「近くを通りかかった」と俳優の松尾貴史さんが飛び入りで応援コメント。「福島さんもおっしゃっていたが、防衛費には何にも財源の話を持ち出さないのに、それより何十分の一の小さな予算でできる大切なことであっても、『いや、財源が』と言う。そのまやかしに有権者はそろそろ気がつくべき時ではないか」と語った。

 かい正康候補は、宮城県での水道民営化のように、外資系企業が日本の水道事業に目をつけていることに危惧。「私たちの社会的共通の資源でもある水を守る」と訴えた。

 花岡しげる・比例代表候補は、「独立した平和国家として、米国とも、どこの国とも対等の外交ができる、日本をそういう国にしたい」「自衛隊を災害救助即応隊にする」と述べた。

排外主義の流れに抵抗

 合同出発式を締めくくったのは、副党首の大椿ゆうこ候補。日本の政治で急速に広まりつつある排外主義について、「マイルドなものも含めれば、今、国会の8割は排外主義者だ」と危機感を募らせ、「その状況の中で抵抗し続ける国会議員がいる。あなたの言っていることはおかしいよ、差別はダメだよということを、しっかりと言い続けられる国会議員が必要だ。その数は限られている。その限られた中の一人が私、大椿ゆうこだ」と訴えた。また、かつて非正規労働者として雇い止め・解雇された自身の経験に触れ、「働く人たちを大切にしないこの社会を本気で変えていきたい」と力強く語り、聴衆から拍手喝采を受けた。