
↑社民党のラサール石井副党首が連帯あいさつを行ない、憲法を守り活かしていく決意を語った。(3日、国会正門前)

訴えるラサール石井副党首。

国際ジャーナリストの伊藤千尋さん。

「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」共同代表の前田佳子さん。
日本国憲法が公布されて79年を迎えた11月3日、国会正門前で、総がかり行動実行委員会と9条改憲NO!全国市民アクション主催の憲法行動が展開され、2300人が参加した。司会の菱山南帆子さんのコールに合わせて、参加者たちは、「高市政権いますぐ退陣」などと唱和した。
「戦争をさせない1000人委員会」の染裕之さんが、主催者を代表してあいさつし、「自民党と日本維新の会によるダブルアクセルで、極めて危険な高市政権が誕生した。大軍拡と改憲に大きく踏み込む高市政権と真正面から闘っていこう」と呼びかけた。
社民党のラサール石井副党首が連帯あいさつを行ない、排外主義と戦争への道を加速する高市政権について「これまでの自民党が安定して与党でいられたのは中道っぽく、幅広く見せてきたからだが、高市政権はその得意技をかなぐり捨て、参政党などの極右政党から岩盤保守層を取り戻すために著しいタカ派路線を掲げる。第2次安倍政権が岩盤保守層を従えた政権であったのに比べて、高市政権は岩盤保守層に従わされた政権だ。第1次安倍政権と重なり、短命に終わり、自民党に大打撃を与えるだろう」と指摘した。
幸福追求権を実現する
そして、ラサール副党首は「憲法13条が保障する個人の尊厳と幸福追求権の価値を一緒に確認したい。同性婚を認めない現行法は憲法違反と訴えた裁判で、違憲判決が続いている。これまでの政治が個人の尊厳を大切にしてこなかったからだ」と熱く訴えた。
ラサール副党首の他、日本共産党の田村智子委員長、立憲民主党の阿部知子衆院議員があいさつした。「沖縄の風」の伊波洋一参院議員のメッセージが紹介された。
「9条の碑」建立運動が広がる
続いて、国際ジャーナリストの伊藤千尋さんが全国で広がる「9条の碑」建立の市民運動について語った。伊藤さんは、故・安倍晋三元首相のお膝元である下関市を含む全国70ヵ所以上で9条の碑が建立されていることを紹介した上で、「今や9条は最大の危機を迎えている。そんな時、9条の碑を建てる市民運動がわき起こった。9条の碑は過去を記憶するためのものではない。現在の軍事化や戦前回帰の流れを変え、未来に安心と安全の社会をもたらすためのものだ」と強調した。
また、「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」共同代表の前田佳子さん(日本女医会会長)は「私たちの『女たちの会』は軍拡が生活を押しつぶすものだと訴えて、集まった団体である。平和はあきらめない人たちの手でつくられる」と語り、ライターの和田靜香さんのメッセージを代読した。和田さんのメッセージは、「今、SNSで『弱者は消えろ』という言葉が拡散されている。フェミニストに対して『クズフェミ』とのバッシングの言葉も。差別の言葉は、発した本人にブーメランのように返ってくるはず。だから差別を許さず、プライドを持って自分の尊厳を守ることが他人の尊厳を守ることにつながる」と述べている。