社会新報

中国共産党中連部代表団が来日し社民党執行部と懇談 日中平和友好の促進を誓う

福島党首と握手する劉建超中連部長(左)=5月29日、東京・千代田区内。

中国共産党代表団と社民党執行部らが記念撮影。

 

 中国共産党中央対外連絡部(中連部)の劉建超部長を団長とする代表団が来日し、5月29日に東京・千代田区内で福島みずほ党首ら社民党執行部と懇談した。懇談会には、駐日中国大使館の呉江浩大使や、社民党から党首のほか、新垣邦男(衆院議員)、大椿ゆうこ(参院議員)の両副党首、服部良一幹事長らが同席した。

 福島党首は、中連部代表団の来日を熱く歓迎した上で、「昨年11月の習近平国家主席と岸田首相の会談で戦略的互恵関係を再確認して以降、日中関係改善が様々な形で深まっている。今後、日中両国民の平和友好が益々深まるよう努力していきたい」と述べた。

 劉部長は、「社民党は中国共産党とは古い友人であり、長きにわたり平和と中日友好に尽力してきた。情勢がいかに変化しようとも社民党は初志貫徹の姿勢であり、心より敬意を表したい。今後いかなる困難に直面しても両党は中日平和友好の同じ道に沿って努力していきたい」と語った。

 今年1月に中国共産党中連部の招待で社民党が福島党首を団長とする訪中団を10年ぶりに派遣し、劉中連部長らと会談した際、劉部長が東京で交流することを福島党首に約束。今回の訪日団はその約束が実現したもの。