社会新報

大椿ゆうこ副党首が官邸前でトマホーク配備反対を訴え~岸田首相の改憲へ前のめり姿勢を厳しく批判

沖縄の赤嶺議員(右)、高良議員(左)と大椿副党首(10月26日、官邸前)。

「トマホークいらない!」のプラカードを官邸前で掲げる大椿副党首。

 

(社会新報11月9日号2面より)

 

  社民党副党首の大椿ゆうこ参院議員は10月26日夜、首相官邸前で、総がかり行動実行委員会の主催する巡航ミサイル・トマホークの配備に反対する緊急行動に参加し、連帯のあいさつを行なった。
 副党首は、木原防衛大臣が5日のオースティン米国防長官との会談で「反撃能力」にも活用するトマホークを、1年前倒しして2025年度から取得することで合意したことを厳しく批判した。

 副党首は、「トマホークを400発取得予定で2113億円を予算計上しているから、1発当たり5億円強ではないか」と税金の巨額浪費ぶりを批判し、5年間で43兆円もの軍拡予算倍増の暴挙を一緒に止めようと力を込めて訴えた。
 また、改憲に前のめりの岸田首相の姿勢を厳しく批判した。「首相は代表質問への答弁で『自民党総裁としてあえて申し上げれば総裁任期中に憲法改正を実現したいという思いはいささかも変わりない』と言い放った」と危機感を示し、改憲阻止の決意を表明した。