社会新報

汚染水の海洋放出STOP!~市民団体が官邸前で抗議行動~院内で政府要請

集会参加者全員が「汚染水を海に流すな!」のプラカードを掲げた(18日、参院議員会館)。

猛暑の中、大椿副党首が首相官邸前で汚染水の海洋放出反対を訴えた。

 

 猛暑が続く8月18日、午前10時から首相官邸前で「汚染水を海に流すな!首相官邸要請行動」が行なわれ、約300人が集まった。主催したのは「これ以上海を汚すな!市民会議」(共同代表=織田千代さん、佐藤和良さん)と「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」(呼びかけ人=鎌田慧さん)。

 4日後の22日には、関係閣僚等会議で、福島第1原発のALPS処理汚染水の海洋放出について24日から実施という決定を行おうとしていた。行動の参加者たちは、「約束を守れ!」「汚染水を流すな!」とシュプレヒコールを上げた。

 参加者たちは午前11時過ぎに参院議員会館に移動し、院内集会を開いた。

 主催者あいさつで鎌田慧さんは、「原発の思想は、核廃棄物を内側に閉じ込めて、絶対に外に出さないこと。ところが今回、この思想を無視し、130万㌧もの核汚染水を30年間にわたって海に捨てるという。そんなことは絶対に認められない。日本の恥だ。戦後の公害病である水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく病などと同じである」と海洋放出を厳しく批判した。

大椿ゆうこ社民党副党首(参院議員)が連帯のあいさつ。「7月に韓国に訪問し、海洋放出に反対してハンガーストライキを続ける『正義党』と『共に民主党』の国会議員を激励してきた。今、韓国の世論調査では84%が海洋放出に反対している。影響を受ける関係者とは、福島の漁業者だけではなく、韓国、中国、全世界の人々だ。社民党は反対の立場を貫いていく」と力強く訴えた。

 会場では首相宛てと東電社長宛ての「理解と合意なき汚染水の海洋放出をやめ、代替案の検討を求める要請書」を読み上げ、経産省と東電の担当者に手渡した。

 要請書は、①2015年の福島県漁連等との文書約束を守り、汚染水の海洋放出はやめること②地下水の抜本的な止水対策を行ない、海洋放出の代替案として、大型タンク長期保管案やモルタル固化保管案等を再検討すること③放出水に含まれる全放射性核種の情報公開を速やかに行なうこと④広く公開した説明・公聴会を全国で開催すること、の4項目からなる。