(社会新報2022年6月1日号2面より)
社会民主党全国連合は5月25日の常任幹事会で、次期参院選の比例代表に元社民党政審会長で前広島市長の秋葉忠利さんを公認で擁立することを決定した。
社民党の参院選予定候補は比例代表に7人、選挙区に3人の計10人となった。
秋葉さんは1942年、東京・荒川区生まれの79歳。高校時代、国際教育交流団体AFSによって米国留学。東大理学部数学科・同大学院修士課程卒業。マサチューセッツ工科大学で博士号を取得後、ニューヨーク州立大学、タフツ大学などで教壇に立つ。
世界のジャーナリストを広島・長崎に招待し、被爆の実相を伝える「アキバ・プロジェクト」の運営に携わり、その後、87~90年に広島修道大学教授。
90年から衆院議員を3期務めた後、社民党政審会長などを歴任。99年から広島市長(3期)。2011年から14年まで広島大学特任教授、AFS日本協会理事長。現職は、広島県原水禁代表委員、戦争をさせないヒロシマ1000人委員会呼びかけ人代表、ヒロシマ・ピース・オフィス代表。10年にはアジアのノーベル賞といわれる「マグサイサイ賞」に輝いている。
秋葉さんは、今年2月に核兵器使用の威嚇をしたプーチン大統領に対して、核兵器を絶対に使用しない宣言を求めるオンライン署名活動Change.orgを3月から始め、10万人を超える署名を集めている。
↑秋葉忠利前広島市長(写真は秋葉さんのHPより)。
社会新報ご購読のお申し込みはこちら