社民党の福島みずほ党首とラサール石井副党首は11月19日、参議議員会館で会見を行ない、新垣邦男衆議院議員の離党問題や社民党のリブート(再起動)、高市首相の「存立危機」発言について語った。
福島党首は、新垣議員の離党問題について、「党内では、新垣さんに対し『裏切りではないか』と規律委員会での処分を求める声もあったが、沖縄の状況も考慮して、この件を長引かせない方が良いと、党全国連合として離党を受け入れた」と報告した。「新垣さんと何度も話し合ったが、なぜ離党なのかは、わからなかった」「非常に残念だ」と述べた。今後については、福島党首は「沖縄社民党を立て直し、一緒に頑張りたい」と前向きに語った。
ラサール副党首が、社民党の立て直しと党勢拡大のための「リブート」について、「眉間にしわを寄せない、笑顔で政治を語れる党へ、イメージを刷新する」「風通しの良い組織にする」「党員の横のつながりをLINEなどで広げていく」「政策審議会の活動もより活発なものにしていく」などの案を示した。
台湾有事になれば集団的自衛権を行使可能な「存立危機事態になり得る」と高市首相が国会で答弁した問題について、福島党首は「中国に対し宣戦布告の予告をしたようなものだ」と、その影響が極めて重大だと指摘。「自国が攻められてないのに武力行使をする集団的自衛権は違憲だ。高市首相の発言は、在日米軍が攻撃を受けての対応を想定した従来の政府見解すらも踏み越えたもので問題だ。発言の撤回を求める」と述べた。
ラサール副党首も「なし崩しに違憲であることを現実化して、後で憲法を変えようという動きを感じる」と警戒。また、「いくら兵器を買って『抑止力を高める』としても、高市首相が抑止していないではないか。煽っているではないか」と、高市首相自体がリスクであることを痛烈に皮肉った。